長野市/千曲市(長野) 小坂山(660.8m) 2019年10月6日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:02 駐車箇所−−6:05 廃林道終点−−6:25 桂馬平−−6:29 小坂山 6:30−−6:34 桂馬平−−6:43 廃林道終点−−6:45 駐車箇所

場所長野県長野市/千曲市
年月日2019年10月6日 日帰り
天候
山行種類プチ籔山
交通手段マイカー
駐車場車道終点に駐車余地あり
登山道の有無一応登山道はあるがほぼ廃道化している
籔の有無草、笹、灌木の藪あり。倒木も多い
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント東側の長野自動車道沿いの車道終点より往復。ただし、途中の道幅が狭く軽自動車以外は歩いた方が無難。ネットの記録では登山道があることになっているが現在はほぼ廃道化しており、藪が枯れた冬場がお勧め。この時期は蜘蛛の巣地獄。山頂には祠がある




車道終点の案内標識 もう一つの案内標識
草に覆われた廃林道を進む 半分くらいは舗装が残っている
廃林道終点 廃林道終点から右へ登山道が続く
倒木多数あり。近年整備されていないのは確実 藪が濃くなりここで右斜面を登ることに
斜面の方が藪が薄く歩きやすい。獣道多数あり 尾根に乗る
目印があるが道は無い。でも薮も無い 640m峰手前
古びて欠けた鹿の角。拾わず放置した 640m峰南鞍部で廃道と合流
小坂山北東側の640m平坦地が桂馬平だった 松くい虫対策だろう
桂馬平の裏が小坂山山頂だった 小坂山西側から南に延びる尾根の道を指しているようだ
山頂の祠 その1 山頂の祠 その2
小坂山の三角点 小坂山の北側鞍部付近の祠。ずれた屋根を直しておいた
帰りは廃道を辿ったが薮、倒木多く斜面を巻く 斜面をトラバース中
トラバースを終えて下ったら大倒木だった 廃林道終点
駐車箇所到着


 小坂山は長野市南部と千曲市の境界上にある小さな山。7月に篠山に登ったついでに立ち寄ろうとしたら濃い笹薮でしかも雨でびしょ濡れであったため断念した経緯がある。虫がいなくなる冬場で藪が乾いていればそちらから登った方が標高差が少ないので楽であるが、ネットで調べると東側や南側から登山道があるとのことで、そちらから登ることにした。

 登山口は長野自動車道城山トンネル直上の車道終点。ここまで普通車で入れる程度の車道なのか不明だが行ってみることに。前日は常念岳日帰りだったので疲れは残っているが、小坂山なら標高差150m程度なので許容範囲だろう。ただし、朝からどんよりした天気で、車のフロントガラスには細かな雨粒が。登山道の状態が良好ならいいが、草や木がはみ出していたら濡れそうだ。

 馬鹿なカーナビに騙されて一旦は別の路地に迷い込んでしまったが、カーナビを無視して人間様の読図で切り抜けて正しいルートへ。町中の細い路地を上がっていくと狭いトンネルで篠ノ井線の線路を潜り、さらに道が狭くなる。農業用軽トラ専用と言っていいレベルで軽自動車でないと進入は難しい。高速道路を潜るトンネルを抜けると道幅が広がり安心できるが、両側から草が伸びてほとんど車が入っていないのが分かる。コンクリート舗装の急坂が終わるとダートに変わるが芝のような草に覆われて土はほとんど見えない。ここまで来ると今までとは逆に道の両側の草が刈り払われている。道が左にカーブして刈り払いが終わった場所が登山口で、車はここまで。駐車余地はほとんど無く、北に延びる遊歩道らしき幅の広い道の入口に車を突っ込んだ。こんな早い時刻なら他にやってくる人はいないだろう。幸い今は雨は降っておらず、近くの草は濡れていない。ただ、この先の様子は不明なので雨具を持っていくことに。足元は久しぶりに長靴だ。

 登山口には文字が薄くなった案内看板が出ており簡略化されたルート図が参考になった。それによるとこのまま林道の続き=廃林道を進み、途中で右に入ってその先で左に進めば桂馬平で、その先が山頂とのこと。桂馬平が地形図でどこを指すのか不明だが、とにかく最高点を目指せば山頂だろう。

 廃林道は最初は草ぼうぼうでいかにも廃林道だがちょっと進むと舗装路面があって草は消えて現役の道のようになる。しかしその先はやっぱり廃林道化していて藪が終点だった。その終点で右手に階段があり「桂馬平 猪平」の案内標識が立っていた。ここからは登山道らしい人間しか通れない道幅に変わる。

 最初はそこそこ良好な状況だったが、進んでいくと明らかに近年人が通った形跡が薄く、笹や草がはみ出して藪っぽいし未処理の倒木も登場。脇から合流する獣道の方が明瞭で、残念ながら廃道化している。蜘蛛の巣も酷い。私がネットで読んだ記事がいつの頃のものが覚えていないが、おそらく数年以上前のものだろう。途中でひどい倒木があり、どうにか潜り抜けたがその先は道形がほとんど判別できないほど藪に覆われていたので廃道を辿るのは諦めて、右手の斜面を上がって尾根に出ることにした。

 斜面の方が藪はずっと薄く、獣道が縦横無尽に走っていて適当に繋ぎながら斜めに登っていく。これなら最初から尾根目指して登った方が正解だったかも。尾根に出ると道は無いが薮も皆無で目印もあった。640m峰付近は植林だがビニールが掛けられた物体があちこちにある。おそらくは松くい虫の被害に遭った松だろう。まだ松が少し残っているが大半は唐松植林だった。

 南に標識が見えたのでそちらに向かうと廃林道終点で見たのと同じ型の標識が登場。西は「桂馬平・小坂山」で北は「猪平まで10分・篠山まで1時間」と出ていた。さて、桂馬平までどれほどだろうかと思ったら1分もかからずに桂馬平の標識と祠が登場した。地形図では小坂山山頂北東側の640m等高線の出っ張りがそうだった。その裏手が小坂山だが、廃道は桂馬平より先は判別不能で松くい虫対策があちこちに見られる斜面を適当に登る。歩きやすい適度な木の間には蜘蛛の巣が多く、枯れ枝を拾って目の前で振り回しながら進んだ。やはりここは冬に来るべき場所だ。

 まるで小さな円墳のようなポコが小坂山山頂だった。祠が2つあり三角点もあった。樹林で展望皆無なのは想定内。山頂標識は皆無だった。山頂の反対側には「小坂城址・龍洞院方面は滑りやすいので注意」との看板が設置されていたが、今となってはそもそも歩く人がいないだろう。龍洞院とは地形図上で山頂真南方向の麓にあるお寺マークのことだろう。

 帰りは640m峰には登らず谷筋の廃道を辿ってみたが、やはり倒木が酷く途中から左斜面を巻いて藪が薄そうな場所で廃道のある谷に下ったら往路で難儀した大倒木帯に出てしまった。登り返すのも面倒なので往路と同じく枝の隙間から通過。その後は往路を戻って駐車箇所へ。当然ながら本日出会った人は皆無であった。

 

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